ぜひ複数口座を容認すべき

貯蓄から投資へがうたわれて相当久しいのに、個人の資金の証券市場への流入は限定的と言わざるを得ない。金融機関側もごく一部の富裕層の獲得に必死で、投資家のすそ野を広げる努力はしていないと思う。

 

よって、投資家のすそ野を広げるという意味で、個人的にNISAには大賛成である。売却してしまうとその枠を改めて使うことができないとか年間の非課税枠が100万円という点で、株式投資にはやや使いづらいかと思うが、投信なら100万円きっかりといった買い方ができるし、結果として投信から株式市場への資金流入が起きるだろうから、歓迎すべきことである。

 

NISAは1年につき、1人1口座しか開設できないが故、現在金融機関は来年スタートのこの口座獲得に躍起になっている。広告を打ち過ぎなんじゃないかと思うくらい。広告は無料ではない。キャンペーンもお金がかかる。

 

終わってみたら結局効率の悪いビジネスだったということになりかねない気が早くもしている。

 

NISA口座は平成27年(2015年)から複数の金融機関でのNISA口座を持つことが容認されそうな感じです。さらには株や株式投資信託の他にも非課税対象銘柄に国債などの公社債公社債投資信託も追加されるようです。こちらは2016年(平成28年)を目処に導入予定という事です。

 

というわけで、複数口座の容認には大いに賛成だ。口座獲得のための過当競争は消耗戦にしかならない。

 

複数口座を認めれば、金融機関がパワーを注入しなくても証券市場への資金流入が増え、結果として金融機関が潤い、日本の評判がよくなるはず。そうすれば、海外の投資家も日本に注目せざるを得なくなる・・・といういい循環が起きるはず。

 

NISAの普及で、個人から取れない税金は金融法人から頂けばいいではないか。

 

これから消費増税の議論が本格化し、社会保険料も毎年のように上昇し、電力やガス代も上昇が見込まれ、個人はいくら稼いでもちっとも収入が増えた気がしないはず。

 

せめて、証券市場にお金を注入してくれる人に優遇があってもいいと思う。NISAがそのきっかけになることを祈りたい。


このページの先頭へ戻る